会社が成長し、従業員が増えていく過程で、どうしても後回しになりがちなのが人事労務の整備です。しかし、そこには経営を根底から揺るがしかねない大きなリスクが潜んでいます。今回は、企業の持続的な成長に不可欠な「労務監査」について、その重要性とオフィスエム社会保険労務士事務所の強みを解説いたします。
労務監査とは?身近に潜む「未払い賃金」と「離職」のリスク
労務監査とは、日常の人事労務管理業務において労働基準法をはじめとする諸法令が遵守されているか、法令順守状況の調査のことを指します。
多くの経営者が「うちは大丈夫」と考えていますが、実は法改正への未対応、賃金未払いのリスク、従業員離職やメンタルヘルスのリスクが身近に潜んでいます。これらのリスクを可視化し、事前に対策を打つのが労務監査の第一の目的です。実施については独立性を保つため、顧問社会保険労務士以外の社労士が労務監査を行うことが推奨されています。
1. IPO(新規上場)
IPOを目指す企業にとって、労務監査は避けて通れません。証券会社や取引所の審査では、「上場企業にふさわしい適切な人事労務管理がなされているか」が厳格にチェックされます。
ポイントは、「早めに行うこと」です。 直前期になって重大な不備が見つかっても、過去に遡った是正には膨大なコストと時間がかかり、最悪の場合、上場時期の延期を余儀なくされます。第1回目の労務間は、N-3期(直前々々期)から着手し、体制を整えることが上場成功の鍵となります。
2. M&A(合併・買収)
買い手側は、買収後の潜在債務を極端に嫌います。未払い残業代や労務トラブルの火種がある場合、買収価格の大幅な減額や、取引きの破談を招くおそれがあります。自社の価値を正当に評価してもらうためにも、労務監査による適正な労務管理の裏付けは必須です。
3.ブランドイメージの強化、従業員定着率の向上
社内の労務管理を整備したいというタイミングに労務監査は有効です。すでに労務監査を終えているということで、企業のブランドイメージが強化され、従業員の働きやすさも改善し、定着率も向上します。

なぜ当事務所に依頼するのか?
労務監査は、法令の知識だけでなく「現場の運用」と「審査側の視点」を併せ持つ必要があります。
1. 豊富な実績と「渋谷区労働条件審査」の経験
2021年以降、オフィスエム社会保険労務士事務所ではこれまで1年に1~2社のペースで労務監査を手掛けてきました。また、地方自治体における企業の労務監査である「労働条件審査(渋谷区)」の経験も有しています。自治体の基準での審査経験は、民間企業の監査においても「どこが急所か」を見極める大きな武器となっています。
2. 視点の異なる「2名の社労士」によるチェック
オフィスエム社会保険労務士事務所では、事務所代表とともに、経歴や専門領域の異なる社労士の2名体制で監査にあたります。 一人の視点では見落としがちな細かなリスクも、多角的な視点から検証することで、より精度の高い「改善報告書」を作成することが可能です。
守りの労務から、企業価値を高める攻めの労務へ。 まずは貴社の現状を把握することから始めてみませんか?「どこから手をつけてよいかわからない」という経営者、人事担当者の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
著作者:pch.vector/出典:Freepik